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シンボルマーク|田中園芸|2015

練馬区にて現在三代目となる田中園芸さんのシンボルマークを考えるにあたりヒアリングしていくなかで、日本の花き生産は前回の東京オリンピック時に本格化し、その技術が日本各地に広まっていったとのお話を伺いました。東京都で農業を営まれる方にお話を伺うと、その歴史的背景に驚くこともしばしばで、この農地の少ない都内で歴史を引き継ぎ続けていく事の重要性を改めて感じます。

田中園芸さんは多種多様な品種の花の苗を育てていらっしゃるのが特徴です。まずはその多彩な花のイメージをストレートに使った表現をと考えました(図1)。さらに主力商品であるシクラメンや、田中さんの奥様の思い入れあるアプチュロンなども使って欲しいとの依頼を受け、田中園芸の4文字をモチーフとし、花で形創るという案にたどり着きました(図2、3)。4種は四季それぞれの時期に咲く花にもなっています。
最終案ではカラーバーションを2タイプとモノクロを1タイプ用意し、様々な用途に使用しやすいように提案しました。
マークを初めて見る人が一見して田中園芸の文字を現している?と認識する事は難しいと思いますが、目的はそこではなく、田中園芸さんしか持ち得ないシンボルとなりうる、オリジナリティと強度を目指しています。

AD・D・I

図1

図2

図3

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