REPORT(archive)

ポスターバナー|第一合成|2017

「真弧」という道具をご存知でしょうか?東京・八王子に本社がある第一合成さんが、日本の職人さんの確かな技術で作っているこの道具は、地中から発掘された土器などのフォルムを正確に紙に写し取るもので、日本のみならず、世界の考古学、文化人類学の研究者から絶大な信頼を寄せられています。
ご依頼いただいたのは、真弧の展示用ポスターバナー。今回、幸運にも同じく八王子にある郷土資料館にご協力をいただき、真弧が日常的に使われているまさにその現場で、本物の縄文土器を用いて撮影することが出来ました。
しなやかな竹の描き出すカーブが、太古の人々の手仕事の痕跡を写し取る様の美しさ、そして時間や空間を超えて現代の私たちが土器と対峙していることの不思議。カメラマンの矢野さんと、現場の空気を損なわないように作り上げた空間に、真弧と土器が出会う瞬間の奇跡をドキュメントのように切り取りました。

AD・D
Photographer:矢野信夫

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