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[あ!あれたべよ]ブランドマーク・パッケージ|大塚食品|2005

ご飯とルーが一つの容器に収まり、まとめてレンジアップできる大塚食品らしい画期的レトルト商品「あ!あれたべよ」。
既存同商品の問題点を考慮し提案したプランは、当時白っぽいデザインが多かった他社品と差別化する為にアンバー系の奥行きある色彩設計と、安易なシズル感ではなく「カレーを食べる空間」までも含めた「食べたくなる」イメージを創ること、そしてレンジアップ食品を食べる時のちょっとだけ寂しい感じが少しでも楽しくなるよう、パッケージ中身のフィルムの改善などに重きを置きました。
当初、油画を制作依頼し材料を静物のように表現した試作(図1)には大塚食品担当者様の「重いね」のお言葉がありましたが、この試作がヒントとなり、写真とイラストが融合した雰囲気ある表現が生まれました。
六種それぞれの特徴となる具材や出来上がりカレーの並んだセット撮影後、写真をイラスト化し、最終的には写真の上にイラストを少しだけ重ねています。写真の生々しさが和らぎ、カレーが「料理」から「食事」へと昇華したのではないかと考えています。
フィルム(図2)については、白いプラスチック容器は寂しさや食べ終えた後に美しくない、という理由で黒に変更するプランを提出しましたが叶わず、デザインの上で少しでも楽しさをと考えたものです。

AD・D
プロデューサー:桐山登士樹(TRUNK)、
広告代理店:電通(大阪)
イラスト協力:鈴木美波

最初の原画案

図1

白いフィルムの案

図2

最終パッケージデザイン

パッケージ

最初の原画案

白いフィルムの案

最終パッケージデザイン

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